4/18　国定三条市長と佐賀県武雄市の樋渡市長が「カレーラーメン」を食べに来店された。
実は、一週間ほど前、市役所経済部営業戦略室から武雄で獲れたイノシシの肉でカレーラーメンを作ってほしいという依頼を受けていた。
武雄市ではイノシシによる農作物への被害が続出しており、害獣駆除により発生したイノシシの肉を販売して財源に当てるというユニークな政策をとっているという。

確かに「いのしし課」という課や、そのイノシシの食害から農作物を守るために植えたというレモングラスというハーブ（この匂いをイノシシが嫌うという）があって、そのレモングラスをも商品にしてしまうという商魂たくましい「レモングラス課」という部署もある。（ウ～ン、タクマシスギル・・・笑）

送られてきたイノシシ肉はご覧の様に脂身の多いロース部分１キロ。

当初、武雄市長がイノシシに負けないように『カツカレーラーメン』を提供にしようと、来店される９名分のカツ用の肉を切り分けてみたものの、如何せん１キロの肉。



カレーを仕込むには残りの肉では少なすぎ・・・・・。










カツは諦め、全てカレーの仕込み用に。

1キロで9人分のカレー。。。。
これだけ使えば絶対美味しいカレーができる筈。（笑）



これで15人分ほどのカレーを仕込むスープに。。。。






出来上がったスープで存在を主張するイノシシには一旦退却いただき
今回はクミンシード・サンショウ・ローリエ・唐辛子の香辛料を煮込みます。










こうして取ったスープに自家製ルゥと竹炭を加えて『武雄イノシシ黒カレー』の完成でぇ～～す！











今回は普通に黄色のカレーに仕上げようと思いましたが、やはり当店の売りである真っ黒なカレーで提供させていただきました。
ちなみにこのポットは18ｃｍの大きさです。（キッチンポットのサイズは直径と高さが同じ）

こうして出来上がったカレーを龍昇園自慢のスープで割り、根菜を中心とした野菜類を入れて
『武雄イノシシ黒カレーラーメン』の出来上がりです。

ところが、こともあろうにお見えいただいた両市長の写真を撮っていないことに気が付いたのだぁ～～～！

春先から始まった「カレーラーメン大フィーバー」。